2007/04/26

NIH シンドローム

私はどうも長らくNIHシンドローム気味なところがあった。

中学生ぐらいの頃までさかのぼってみても、自分のサイトで使う日記や掲示板を Perl で作っていたりしていた。
もちろん中学生が書いたようなスクリプトなので高度なことが出来るものではなかったが、それでも日記に関しては過去記事編集、自動リンク、引用文の着色など自分が欲しいと思っていた機能は全て実装していた。掲示板はあまりやる気がなかったので名前と本文が書けるだけでレス機能もないようなものだった(どうせ書き込みなんてほとんどないだろうからその程度のもので十分と考えていた)。

ちなみになぜそこまで自作に拘るのかというと、当時考えていたことはただ「ページ下部に開発元リンクを入れたくなかった」というだけである。色々なサイトを見て回っても当時は自作でやっている人は少なく、そこに小さな憧れがあったのだと思われる。

それからしばらくした頃に PHP に興味を持って、少し触ると最初から用意されている関数の豊富さに惚れ込んで使うようになった。スクリプトの見た目も Perl のように難解な書き方がなくシンプルで理解しやすかったと思う。それ以降 Perl は使う事がなくなってしまったので、今では構文がほとんど理解出来ないところまで舞い戻ってしまった。
また PHP からはデータベースとの通信も容易だったので、過去に作った Perl スクリプトを一通り PHP で再実装した後にデータベースを利用した Wiki のようなものを自作したりした。ローカルに HTML を一切置く必要がなく管理が楽になると思っていたのだが、textarea の中で本文を編集するのは想像していたよりも面倒臭く、また HTML でバックアップを取るのも機能をちゃんと作らなかったため面倒で、更に追い討ちをかけるようにソースが比較的スパゲティだったので使うのはすぐに止めてしまった。

そんな個人的な格闘を繰り広げているうちに、日本にも段々と Blog ブームがやってきた(といっても本格的に流行り出したのは去年、一昨年あたりだと思うので、それより3~4年前で実際にはまだまだ流行っておらず言葉が知られ始めていた時期だった)。
トラックバックシステムや RSS への対応などは構造がシンプルなので実装は簡単だったのだが、いわゆる「ブログパーツ」のような個人で使うために作るものとしてはちょっと荷が重い部分が増えてきていた。

そんなこともあり、NIH シンドロームから少しずつ開放され始めている。
この通り今では Blog も Blogger で書くようになった。

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