2007/03/22

サイトデザイン考察

サイトデザインを考える場合、見た目の綺麗さも重要ではあるものの、最重要視しなければならないのはやはりアクセシビリティだと考えている。そして、使い勝手のよさというのは機械的に考えられるほど単純なものではなくて、たくさんのケーススタディを重ねることによって得られるものだと思う。
私はデザイナではないしインターフェイスデザイナでもないので専門的な教養はまったくといっていいほど何も持ち合わせていないのだが、何もないところからでも考えられることは山ほどあり、試行錯誤してとっつきやすいサイトデザインというものを考えている。

ただ、長いこと色々なサイトデザインなどを見てきて思ったのは、「綺麗過ぎるデザイン」「完璧なデザイン」など、サイトそのものが作品としてのまとまりをしっかり感じるものになっていた場合、コンテンツが見るだけのものの場合は特に何も感じなくても、掲示板などのように書き込みできる要素がある場合気軽に書き込みにくいオーラが漂うのではないかと思う(少なくとも私は、出来上がっている人様の「作品」を自分の文章で汚してしまってよいのか躊躇ってしまう)。
そういう意味では1~2世代遡って、テーブルデザインをしているかのようないわゆる「ダサい」デザインの方が親しみやさすが出てくるように思える部分がある。
Web2.0 などという名前でインタラクティブな Web サイトや次世代的なデザインの Web サイトなどが増えてくるようにはなってきたが、繁盛しているようなサイトの多くは未だに旧世代を思わせるデザインだったり、実際昔から長い事見た目が進化していなかったりはしないだろうか。

Web2.0 的なデザインにはあまり暖かみを感じず、コミュニティを作るのに適していないのではないかな、と思うのであった。
だからといって旧世代のデザインに戻そうという考えではなくて、何か別な形で親しみやすさを感じさせる方法はないかな、と考えている。

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